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スーパーカミオカンデの光電子増倍管

スーパーカミオカンデで光電子増倍管をいただきました。
ノーベル賞を受賞された小柴昌俊先生、梶田隆章先生のニュートリノ研究の実証研究を支えた世界最大の光電子増倍管(フォトマル)です。​
 
光電子増倍管とは
画像では巨大な電球のように見えます(生徒もそう言います)が、光を放つのではなく、光を電気信号に変えて検出する装置です。ガラス表面のCdSで光を電子に変換し、電場で加速して電子を検出できるまでに増幅します。その性能たるや「月上の懐中電灯の光も捕らえる」という世界最大、世界最高性能を誇る光検出装置です。スーパーカミオカンデ(岐阜県神岡市)には、山の中にうめられた巨大な洗濯槽のようなプールの側面にこれが1万個ぎっしりと取り付けられており、宇宙や物理の謎を解き明かす実証実験に利用されています。
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