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運動アナライザー ver.7

H22年東レ理科教育賞文部科学大臣賞受賞教材

windows10,タブレット対応版(最新)

2018.1公開

紹介ムービー(使用ソフトはver.6)

運動アナライザー(MotionAnalyzer)はWebカメラに映った物体をリアルタイムにストロボ写真化、グラフ化する中学校や高校の教材として開発されたフリーのソフトウェアです。従来の記録テープや記録タイマーを使った実験に比べて、直線運動や平面運動を手軽に解析することができます。

​リンク先のページで画面右上にあるダウンロードアイコンをクリックして下さい。ウィルス等の危険を知らせる警告がでる可能性がありますが、ウィルスチェックは厳重にしていますので、安心してダウンロードしてください。

【インストールのしかた】

 ①ダウンロードした「MotionAnalyzer7.zip」をダブルクリックして適当な場所に解凍する。 

 ②webカメラをPCに接続して認識させる。

 ③「MotionAnalyzer7」フォルダの「MotionAnalyzer7」ファイル(実行ファイル)を実行する。

運動アナライザー ver.7

概要

物体の運動をリアルタイムにグラフ化します。

■主な使用目的

・中学校や高等学校における「物体の運動」の教材​

■動作環境

 windows10, 7, XP

■必須機器

 webカメラ

■機能

・ストロボ連続写真撮影

・任意物体の自動位置、速度、加速度のグラフ化

・任意物体の自動速度、加速度のベクトル表示化

■Ver6との違い

・windows10に対応しました。

・タブレットで使いやすいようにUIを変更しました。

​・形状認識を導入してノイズに強くしました。

・開発言語をC++ベースからjavaベースに変更しました。

​・ソースコードを添付しました。(Processing3.x用)

■開発・著作

​ 末谷健志(Suetani Takeshi)  最終更新 2018年 

機能

連続ストロボ写真

​自動グラフ化

ベクトル表示

使い方

​物体のストロボ連続写真をリアルタイムに表示します

①管理画面

 キャプチャしたい物体をクリック②Rangeバー

 スライドバーを調整する

③Particleスイッチ

 ノイズが少なくなる設定にする

※①~③を物体の位置(赤○印)が安定するように調整して下さい。

※カラーのピン球など、物体に蛍光色を使うと安定しやすいです。

④Modeボタン

 ​ストロボ写真モードかグラフモードかを選択

①Rangeバー​・・・キャプチャする色の範囲を指定します。管理画面の蛍光緑がキャプチャした色です。

②Particleスイッチ・・・キャプチャした画素の大きさを指定します。HIGHにすると細かな画素が消えますが、小さな物体をキャプチャできなくなります。

​​Modeスイッチ・・・ストロボ写真モードとグラフモードを切り替えます。

④平均スイッチ(グラフモードのみ)・・・計算時に生じるノイズを移動平均によって低減します。STRにするとノイズは少なくなりますが、リアルタイム性が損なわれます。ストロボ写真モードのベクトル表示(⑥のスイッチ)にも影響します。

⑤開始・停止ボタン・・・処理の開始や停止をコントロールします。

⑥ベクトル表示スイッチ(ストロボ写真モードのみ)・・・ストロボ写真に速度(青矢印)と加速度(赤矢印)の単位ベクトルを表示します。

⑦画像保存ボタン・・・1回押す毎に実行ファイルのフォルダにjpg画像を連番で保存します。(保存先の指定、ファイル名の指定はできません)

⑧物理量選択スイッチ(グラフモードのみ)・・・グラフに表示する物理量を選びます。管理画面の横軸がX、縦軸がYを表し、画面の中心は(X,Y)=(0,0)です。管理画面の十字線がX,Y軸を表しています。

⑨物理量倍率(グラフモードのみ)・・・グラフの表示する物理量の倍率を変更できます。

⑩Webカメラ切り替え・・・PCに2つのカメラが接続してあるとき、カメラを切り替えることができます。ただし同じ種類のカメラの場合は切り替えることができません。

​動作原理(詳しくはソースコードをみてください)

【キャプチャ】

①カメラ画像(左上の管理画面)をクリックした画素の色情報(R,G,B)を取得して(H,S,V)に変換

 ※HSVは色空間の一つでモーションキャプチャに適している。

②クリックした画素のH値(色相)を中心としてRange範囲のH値をもつ画素を緑色に塗りつぶす。

(Rangeバー)

③膨張収縮処理を行ってノイズを低減する。(Particleスイッチ)

④緑色の範囲の内、面積が大きく四角形に近い形状を探す。

⑤画素群の中心座標を(x,y)とする。

⑥①~⑤の作業をカメラから送られてくる1s間あたり30枚程度の画像(320×240に固定)に対して繰り返す。

【ストロボ写真モード】

①キャプチャした画素(管理画面の緑色)にマスクをかけて最初の画像に結合する。

②①の作業を赤いバーが伸びきるまで繰り返す。

【グラフモード】

①取得した位置座標(x,y)と経過時間から速度(vx, vy)や加速度(ax, ay)を計算する。

②位置座標はノイズを含むため、移動平均によって高周波数ノイズを低減する。(平均スイッチ)

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