運動アナライザーVer7の完成と公開
- Takeshi Suetani
- 2018年1月8日
- 読了時間: 2分

中学校理科の指導書に紹介されて「運動アナライザー」を授業で使われている先生方が全国に増えました。中高生にとって「物体の運動」はとっつきにくく、このソフトが学習の一助になっていることは開発者として、とてもうれしく感じています。
しかし!
windows10やこのOSを載せたタブレットの普及に伴って「Ver6が動かない!」といった声(悲鳴)を多数お聞きしていました。Ver6以前はvisualstudio2008でコーディングしているため、最新OSでは不具合が出やすいんです。分かってはいました。ご意見もいただいて2年以上が経過しました。ごめんなさい。分かってはいたんですが現職が忙しすぎて。。。いや、単なる自分の怠慢です。
で、ようやく11月頃に決心して再開発を進めたんですよ。
しかもJavaベースのProcessingで。
なぜProcessingなのか。いや、arduinoとの連携ソフトをProcessingで作っていてその流れで、というだけなんですよ。visualstudioのお作法を思い出すのがめんどくさいといいますか。深い意味はございません。
ただし、カメラからのリアルタイムの画像処理は重たいのが常ですので、JavaベースのProcessingではC++に比べて処理速度を心配してました。まぁ、作ってみると、そこはOpenCVのライブラリがうまいこといい仕事をしてくれました。
Processing万歳ですな。ソースコード分かりやすいし。
2018年の正月を過ぎて冬休み最終日の今日、ようやく完成しました。
運動アナライザー(MotionAnalyzer)の最新版を公開します。
一応手持ちの複数の機器で動作確認はしたのですが、何せゼロベースで作り直したので他の環境では不具合が見つかるかもしれません。
ソースコードをつけましたのでProcessingでコンパイルし直せばMac上でも使えるはずです。(たぶん)
好きな方はソースコードをいじってもらってもかまいません。
ご意見も含めて、今後ともよろしくお願いいたします。